QOLについて

昨日に続いて、乾癬ネタ。


自分の乾癬の症状について、
顔面に症状が現れることを除けば、
非常に軽いと思っています。
(皮膚全体の5%程度)


なので、治療としては
外用療法(ビタミンD3、ステロイドなど)が
適当なのだろうと思います。


但し、これは医者から見た方針に過ぎないんだよね。


自分たち患者が、何に困り、どうしたいのか?
という点が加味されていないからね。
そういう「患者視点」に沿った治療っていうのは、
ひょっとしたら、医者は苦手なのかも知れません。

だって、医者は「客観的な改善効果」を望むから。
だけど、自分たちは「主観的な改善効果」を望む場合もある。



ここに、【QOL(「生活の質」又は「人生の質」)の向上】
という概念を加えて考えてみよう。というお話しです。




先日の日記で、

−−
「今年こそは海!」と楽しみにしていたけれど、

「多くの人に乾癬を見せるのは嫌だ!」病が出て来て…
−−

と書きましたが、
このような状態を「QOLが低下した状態」といいます。


「QOLの低下」というのは、
たとえば、
1.乾癬による痒みで、眠れない・寝つきが悪い。
2.乾癬による関節痛で、眠れない・寝つきが悪い。
3.人の目が気になって、外出できない・外出しづらい。
4.乾癬が原因で、銭湯・温泉に入れない・銭湯・温泉に行きづらい。
5.乾癬が原因で、接客業などのアルバイトができない。
6.乾癬が原因で、理容室・理髪店に行きづらい。
7.乾癬が原因で、真夏でも半袖シャツ・半ズボン・スカートを着用できない。
8.鱗屑・落屑により不潔と思われるので、黒い服を着づらい
9.乾癬が原因で、特定の異性の前で裸になれない。愛し合うのにためらいを感じる。
といったものが思い浮かびました。(かなり適当です)


※詳しくは存じませんが、医療関係者は、
 数値モデル化した評価方法を用います。





そして、乾癬によって低下したQOLを如何にして向上させるか…
それが課題であったりします。



自分は、
薬で症状を抑えたり、
乾癬であることを話し、理解ある対応を求めたり、
職場の同僚に話して理解を求めたりしました。



たとえば、
先日の日記のように
「多くの人に乾癬を見せるのは嫌だ!」というのは、
上記の1.から9.の中の項目で言えば、
「3.人の目が気になって、外出できない・外出しづらい。」に該当します。

そして、それを解消するために、
身体を慣れさせて、精神的なほぐれを取り除こうとしました。


#紫外線治療を行なうという方法もありますが、
 日光浴=紫外線治療みたいなものですから、
 そこまで求めませんでした。


また、上記の1.から9.の項目の中の
「1.乾癬による痒みで、眠れない・寝つきが悪い。」を解消するために、
痒み止め薬を服用していますし、


「6.乾癬が原因で、理容室・理髪店に行きづらい。」を解消するために、
理容師の方に、乾癬であることを伝えました。
中には、拒否する店もありますが、
プロの方は拒否しませんので、そこの理容室で切って貰っています。
既に6〜7年になりますが、、
車で片道1時間の理容室に、今でも通っています。


将来起こるであろうものとして、
「9.乾癬が原因で、特定の異性の前で裸になれない。愛し合うのにためらいを感じる。」というのがありますが。。

これについては、
相手の方に乾癬のことを話して、理解して貰うように努めること。
困っていることを主治医に相談し、自分の希望する治療方針を伝え、
今後の治療方針について、主治医とともに決めていく。
という感じになるような気がします。



#乾癬によって、低下したQOLは多いですが、
 一つでも多くのQOLを向上させていきたいと思います。




乱筆乱文失礼しました。