今週の土曜日は

今週の土曜日は、10月29日。

10月29日は「世界乾癬(かんせん)デー」
世界保健機構(WHO)により定められた日であります。


乾癬という皮膚病は、
その文字が示すとおり、
  乾(かん)=病変部が乾いている
  癬(せん)=病変部が紅白の鮮やかな色を呈する
    (病だれの中に鮮やかと書きます)
そんな皮膚病です。


乾癬は、
皮膚の一部が赤く盛り上がったり、
その上に銀白色の付着物(鱗屑=りんせつ)が見られたり、
その鱗屑が落ちる(落屑=らくせつ)などの症状を呈します。

そのほか、関節炎や膿胞症状を併発する場合もあります。




乾癬はうつりません。
乾癬(かんせん)という呼び方は、
感染(かんせん)=感染症を連想させますが、
免疫機能の異常によって引き起こされる病気ですので、
決して、他人にうつすことは有りません。
散髪屋で、乾癬を患っていることを告げたところ、
感染病と誤解され、私自身、その空気に耐えられなくて、
その場を飛びだしたこともあります。
以来、その系列の散髪屋には行ってません。

脱線しました。
乾癬は、感染症ではありません。




銀白色の付着物(鱗屑)が
肩とか
椅子のまわり、床とか
机の上、キーボードなどに
大量に落ちるのは病気のせいなんです。


一見するとフケのように見えると思いますが、
この病気の性格上、仕方ないことなのです。
特に、黒系の服の着用した場合、
頭部からの落屑が気になりますから、
黒系の服は避けるようになりました。
でも、そういった服を着用せざるを得ない場合は、
シャワーの頻度を増やしたりしますが、
落屑をゼロにすることは難しいので、
誤解されることを覚悟して、
なるべく気にしないようにしています。




最後になりますが、
10月29日は「世界乾癬デー」です。
乾癬という病気にご理解をお願いします。


今後、11月12日(いい皮膚の日)にかけて、
乾癬患者会の学習懇談会とか
医者による乾癬或いは皮膚関係の講演等が
各地で催されますので、
会場へ出向くことが出来て、時間の調整のつく方は
参加されるのも良いかもしれませんね。