仁賀ダム(水位標示)

仁賀ダムの本体コンクリート打設が
常用洪水吐の辺りまですすんでいるのですが、
(進捗率7割程度?)


常時満水位とか
サーチャージ水位とかの
標示を見かけません。。



「絵でみる ダムのできるまで」という書籍を読んだことがあるのですが、
水位標示は、
土地を手放した方々や、地域住民の方々に対して、
「湖の姿をイメージして貰う」という意味を含めて、
住民の方々に見えるような形で標示するものだと
書いてあったように思います。


その文章を読んでいるときには判りませんでしたが、
福富ダムを4・5年間ずっと見てきた経験から言えば、
「湖の姿をイメージして貰う」という意味も
何となく判るような気がします。


その想いは上手く書けそうにありませんが。。


私は、その土地の住民ではありませんでしたが、
長い間利用してきた道路が湖底に沈むという
事実を受け入れるのに長い時間を要しました。

その土地に住み・親しんで来られた方々にとっては、
もっと寂しく・辛いものなのかも知れません。


「湖の姿をイメージして貰う」ということは
住民の方々に対し、
心の整理をして貰うための一つの手段なのだろうと
私は考えています。


仁賀ダムの本体コンクリート打設は残り3割程度ですし、
来年10月あたりには試験湛水が始まることでしょう。
そのような状況ですから、今からの標示は要求しませんが、
野間川ダム以降は、検討して貰えれば嬉しく思います。
(野間川ダムの本体工事の時期が近いと思いますので)


#仁賀ダム定礎式の直前に設置された
 「常時満水位」の標示プレートは今も残っているのでしょうか?
 展望台からは非常に見辛い位置に設置されており、
 今現在、そのプレートの存在を確認することは出来ません。。